ALC(軽量気泡コンクリート)材を使った外壁施工

事業内容

有限会社アサヒは、主に香川県内の建設現場で、イオン綾川等の大型店舗・マンション、ビル、ホテル、病院、学校、公共施設等などを対象に、厚さ50mm~120mmのALCパネル(外壁)の取付け施工を行っています。

ALCパネルは軽量性、施工性に優れた建材ですが地道な作業が多く、根気と技術の習得が必要です。

施工した建築物は、後世に残りものづくりの魅力とやりがいのある仕事です。

ALCパネルとは?

ALCは“Autoclaved Lightweight aerated Concrete” (高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材で、板状に成型したものを「ALCパネル」と呼びます。

ALCの製造技術は、1962年にヨーロッパより日本国内に導入されました。以来50年、ユーザーの皆様の品質や意匠面での高い要求にお応えすることで、ALCパネルは発展を遂げ、今や超高層ビルから一般住宅にいたるまで、現代建築に欠かせない材料として位置づけられています。

事業内容

製品は幅600mmが標準で、厚さ75mm以上の厚形パネルと厚さ35mm以上、75mm未満の薄形パネルに大別され、それぞれに平パネルと表面にデザイン加工を施した意匠パネルがラインアップされています。

厚形パネルは主に鉄骨造の住宅・ビル・工場など、薄形パネルは鉄骨あるいは木造の専用住宅、低層建築物などというように建築物の構造や規模、用途に応じて使い分けられています。

ALC(軽量気泡コンクリート)材を使った外壁施工

ALCパネルの特色 -多孔質・軽量・無機質-

ALCパネルの主原料は、珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末です。厳しい品質管理のもとに生産される工業化製品でJISの認証(JIS A 5416)を取得し、日本国内では現在3社が生産しています。

製造工程のなかで、ALCパネルを特徴づけるのがオートクレーブ(高温高圧蒸気釜)養生です。これは180℃の高温と10気圧の高圧蒸気のなかで約10時間、ALCパネルを養生するもので、この工程を経て強度と耐久性を備えた製品になります。

ALCパネルは品質、精度ともにきわめて信頼性が高く、しかも多孔質、軽量、無機質という性質が建物に多くのメリットをもたらします。

ALC(軽量気泡コンクリート)材を使った外壁施工

ALCのメリットとデメリット

ALCのメリットはコンクリートでありながら軽量という事、通常コンクリートは重いイメージがあると思いますが、高温圧縮で蒸気養生され内部は気泡が空いた状態で軽量になっています。軽量化されているメリットとしては、職人が施工しやすく、工事期間を短縮できる事でコストが低くなります。

また、内部に気泡が空いていることで、断熱効果が期待でき、夏は涼しく、冬は暖かいメリットがあります。

一方、ALCのデメリットは、ALCパネルは防水性が弱いデメリットがあります。コンクリートは「耐水性が高い」と思っている人も多いと思いますが、ALCの場合、内部に気泡が空いている為、内部の気泡に水が浸透し耐水性が低下してしまいます。

ALC(軽量気泡コンクリート)材を使った外壁施工